#1では「Parallels Desktop」で古いMacOSをインストールする紹介しましたが、#2では「VMwareFusion player」で古いMacOSを動かそうと思います。「VMwareFusion player」は初めて導入するので、その課程を中心にダウンロードからインストールまでの方法とレビューまでを解説します。Parallels Desktopに関しては前回の記事からどうぞ。
「VMwareFusion player」は「Parallels Desktop」と同様にOS上の仮想マシンで、Windows、MacOSやLinuxなどをOSを動かすアプリです。「VMwareFusion player」Ver12から個人用途に限り無料ということになったので今回は実際に導入したいと思います。
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インストーラーをダウンロードする前にアカウントを作る
早速「VMwareFusion player」をダウンロードしたいところですが、まずライセンスを発行するためにアカウントを作る必要があります。アカウント作成後にログインし「ライセンス番号」の取得とインストーラのダウンロードを行います。
アカウント作成
アカウントを作成します。(すでにアカウントを持っている場合は飛ばしてもOK)下記のリンクにアクセス。
https://my.vmware.com/web/vmware/evalcenter?p=fusion-player-personal
上記のページが開きます。違うページ(日本語)の場合は右上の言語設定から「United States(English)を選択してもう一度上記のURLにアクセスします。(英語版じゃないとできないみたいです)
表示されたページ右上の「Create an Account」を押下し、氏名とメールアドレスを入力して「Continue」を押下。
表示されたページに、住所、パスワードなどを入力します。入力完了すると設定したメールアドレスにメールが届くので文中のURLをクリック(またはURLをブラウザに貼り付け)でパスワードを聞かれるので入力して終了。
ログインできると「VMware Fusion Player – Personal Use License」というページが開きます。「VMware Fusion Player – Personal Use License」の項目にライセンスキー(インストール時に必要)さらに下の「Download Packages」の「ManuallyDownload」を押下でインストーラをDownloadできます。
インストール
上記でダウンロードしたdmgファイルを開きアイコン部分をダブルクリックするとインストールを始めます。
「使用許諾契約書」→「同意」のあと上記で確認した「ライセンスキー」を入力し「続ける」を押下。このあとシステム環境設定の「セキュリティとプライバシー」の設定変更を求められるので、「VMware Fusion.app」にチェックを入れます。(左下の錠のアイコン押下→パスワード入力で設定できます)
Mac OSをインストール
VMware Fusion PlayerにOSをインストールします。旧MacOSのインストーラはの「Parallelsで旧MacOS Xを動かしてみる#1」の所に公式のリンクを記事にしているので参照してみてください。
今回はOSX Yosemite10.10をインストールします。「完了」を押下し次のダイアログで「終了」を押下し、ファイルの保存場所を指定すればセットアップが始まります。ここから先はMacOSのインストールの設定と同じになります。(インストール時間は結構かかります。残り時間はあんまり当てにならないですね。。)
※ここでWindowsをインストールすることもできます。当然Microsoftのライセンス認証が通ったものになるので別途購入手続きが必要です。同じMacで使っている(使っていた)、Boot Campや他の仮想マシン上で使っていたものはそのまま使えると思います。
次にプルダウンメニュー「仮想マシン」→「VmWare Toolsのインストール」を選びインストールします。コレはファイルのドラッグ&ドロップや解像度変更ができるようになります。インストールしなくても問題ないですが、インストールすることによって使い勝手が良くなります。(この辺Parallels toolsと同じですね)
ソフトウェアをインストールしてみる
まずインストールする前にスナップショットを取りましょう。これは「Parallels Desktop」と同様、設定の変更やアプリのインストール時に止まったり、不都合が出たときにスナップショットを取った時に戻すことができます。スナップショットはプルダウンメニュー「仮想マシン」→「スナップショット」→「スナップショットをとる」からできます。
今回はAdobe CS6 DesignStandard(Photoshop、Illustrator、InDesign)をインストールしてみました。CS6は7~8年前にパッケージで購入したものでDVDでインストールします。MacOSの最新の「Big Sur」では動かなくなっています。(Catalina時点で動かなかった気がします。。)
DVDドライブを接続してインストールDVDマウント
USBにDVDドライブを接続します。Desktop上に表示されない場合は「Finder」→「環境設定」→「CD,DVD、およびiPad」にチェックを入れる。ここで表示されていない場合はVMwareFusionのプルダウンメニュー「仮想マシン」→「USBとBluetooth」からドライブ名(インストールディスク名)を選択すればデスクトップ上にマウントします。
ネットに接続
インストールにネットへの接続が必要な場合は、「システム環境設定」→「ネットワーク」から接続できているか確認します。接続できていない場合はVMwareFusionのプルダウンメニュー「仮想マシン」→「ネットワークアダプタ」→「ネットワークアダプタ設定」で接続状況を確認します。通常「自動検出」になっています。ここの設定に問題無い場合は、元のMacOSの「システム環境設定」の「ネットワーク」でMac本体が接続できているか確認します。
インストーラからインストール
あとはインストール手順通りに進めます。結構時間がかかります。
※CS6版のillustratorはJavaSE6が別途必要なので、あらかじめインストールします。
まとめと使用感
今回は「VMwareFusion player」をインストールしてみました。動作的に「Parallels Desktop」とはあまり違いが感じられませんでした。というか機能・性能・設定的にも一緒ですね。
どちらももっさりですが、「VMwareFusion player」のほうが若干早い感じ。ただしクリック後の反応は少し遅い感じなので使い勝手はどちらも同じ感じです。(CPU、メモリの使い方など調整すれば多少は改善するかも)カーソルを移動させたときのカクツキはどちらも同じですね。
「VMwareFusion player」に関しては個人使用に限り無料で機能制限なしでそのまま使えます。使用状況を考えると特に問題ないですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。