#1ではテンキー型の「エアリア メカニカル NUMERIC Keypad AS-K24」#2は「Koolertron AMAGキーボード」の使い方、設定、使用感をまとめます。「AS-K24」はテンキーの形を残しテンキーとしても使えるようにしたものに対して、「Koolertron AMAGキーボード」 はキーが均一に横並びになっていて片手キーボードに特化した感じでしょうか?両方ともそれぞれの特徴がありますので#1のほうもあわせてご覧ください。
ちなみに「Koolertron AMAGキーボード」の名称は添付してあるマニュアルにに記載がある製品名です。通販サイトの商品名が機能の説明みたいになっているので(笑)こちらの名称を使っています。
「Koolertron マクロキーボード 片手キーボード」で検索すれば出てくると思います。
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Koolertron AMAG片手マクロキーボード
「Koolertron AMAGキーボード」たくさんのバリエーションがあります。まずはキー数は9キー、23キー2種。本体色はブラック、ホワイトの2色。バックライトはRGB、blue(単色)のいずれか。キースイッチは赤軸、青軸の2種。キーの形が丸形、四角型の2種。結構バリエーションがあります。定価はバックライト、本体カラー、キーの形で違うので購入の際は確認してください。
今回わたしが購入したのは23キー、ブラック、赤軸、ブルーライトのものになります。ちなみにホワイトの本体部分は透明みたいな感じです)。対応OSはWindowsXP/7/8/10とMacです。
内容物は「本体」「差し替え用のキーキャップ2種(印字されたキーキャップと印字なしの白いキーキャップ)USBケーブル、背面に貼る滑り止めのパッド、キーキャップ引き抜き工具、日本語マニュアルです。付属品が結構な充実っぷりです。
本体は説明書によると「高品質プレキシガラス」というものらしく、重さや手触り感はアクリルみたいな感じですかね。(プレキシガラス=アクリルなのかもしれない)
本体接続はUSB Type-Cで脱着式。設定は本体自体に保存されて最大4セット(23×4=92個まで設定可能)を本体内に保存できます。(設定後はアプリケーションのインストールなしで他のPCに接続して使える)
横から見たときに1列目、2列目、3と4列目は少しキーの形が違いますね。キーキャップを交換したときに、形状を合わせないとガタガタになりそうです。気にしなければ問題ないかもだけど。
キー割り当ての設定
設定用ソフトウェアは下記からダウンロードします。WindowsとMac用がありますので使用しているOSにあわせてダウンロードします。
Windows:http://amazonfiles.s3.amazonaws.com/amag.zip
Mac OS :http://amazonfiles.s3.amazonaws.com/amag.app.zip
本体をPCに接続します。USBHubを介しての接続は設定用ソフトウェアで側で認識しない場合があるので、PCとは直接接続した方がいいようです。
※ちなみわたしの環境では、MacOS版は動かなかったです。ダウンロードしたアプリと一緒に入っていたPDF(英語)の通りにターミナルを使いましたがこれも動かなかったです。Windows上で設定してMacに接続する形にしました。なのでわたしの環境ではWindowsがないとMacの設定ができない環境になっています。その場合Winキー=Commandキーになります。
※後日、いろいろ試した結果Mac上「MacOS Big Sur」でアプリを起動して設定することができました。記事にしてありますので、下記ご参照ください(2021年6月23日追記)
PCに本体を接続した状態で左上の「接続」をクリックすれば、本体内の設定が表示されます。列と行はキーボードの配置になっていて、設定したいキーをそこから選んで下から設定したいキーを選んでいきます。(一番右下のキーは2つ分の大きさのため6列5行に入力)設定後は必ず「キーボードに保存」を選びます。「キーボードに保存」をしないままソフトウェアを終了すると設定は失われます。
コマンドショートカット(複数のキーを同時押し)を作る場合
「マクロ設定」をクリックし、「マクロ1~12」のいずれかを選択。キーを入力後「キー分割」します。[down](キーを押下した状態)[up](キーを離した状態)この間に2つめのキーを挿入します。(2つめのキーはdrag&Dropで移動できます。)
複数のショートカットキーや処理を入れる場合に、遅延を入れる場合は「拡張マクロ」の方を使い「遅延」入れます。遅延は1回目の処理中で2つめの入力が無視される場合や、間を開けたいときに使います。
マクロの設定が終わったら「キーボードに保存」をクリックして「キー設定」で割り付けます。
文字入力
文字入力は「文字列」に入力順に文字を入力するだけです。ショートコードやタグなどよく使う文字列をを登録していけば便利です。ただし全角文字は入力できません。全角文字を使う場合はあらかじめIMEに半角文字列を辞書登録し変換して使う感じになります。
レイヤー切り替え
レイヤーはキーに割り付けた設定を4種類キーボードに記録することができます。種類ごと、作業ごとなどに振り分けておけば、再設定をせずに切り替えて使うことができます。
設定は 左上の「構成1」「Fn」「構成3」「構成4」で設定できます。(全部で92種類の登録ができます)「構成1」はデフォルトのレイヤーになっていて、最初に接続したとき、このレイヤー選択されています。
「Fn」は「Fn」に割り振ったキーを押しながらキーを押すことで、「Fn」レイヤーで設定されたものが入力されます。キーボード上のSHIFTやCtrl、Altキーのような使い方です。「構成3」「構成4」のレイヤーが選択された状態でも同様に機能します。
各レイヤーに「Fn」キー設定しておいて、「Fn」レイヤーに「構成1」「構成3」「構成4」の切り替えをキーに設定すれば、各レイヤーにキーボードだけで切り替えが可能です。
他のPC、Macに接続
キー割り当ての設定は本体内に保存されて、設定ソフトウェアのインストールなしで使用できます。ただしWindows、Mac間でショートカットなど組み合わせが違う場合があるので書き換えが必要です。その場合は「設定をローカルに保存」「ローカルから設定を復元」で読み込み直しですかね。
設定プログラム自体は解凍するだけで使えるので、システムに対して書き換えることなくインストールでき常駐はしないタイプなので、自宅以外のPCで設定を変える場合などに、設定プログラムをUSBメモリなどに入れて、インストールせずにプログラムを起動することが可能です。
Koolertron AMAG片手マクロキーボードまとめ
本体はキーキャップは通常のキーボードと同じ大きさですが、本体が小さいのでキー自体も小さく感じます。ケーブルは取り外し可能で、設定は本体に記録されるので持ち歩いてほかのPCでそのまま使えるというのは便利ですね。本体に設定を格納する以上マクロの数や割り振れるキーの数の上限はありますが、足りなくなることはまず無いでしょう。
バリエーションがたくさんあるので、自分の好みにあわせ、色、軸、光り方を選べます。
エアリア メカニカル NUMERIC Keypad AS-K24とKoolertron AMAG片手マクロキーボードの比較
エアリア メカニカル NUMERIC Keypad AS-K24とKoolertron AMAG片手マクロキーボードですがどちらがいいとか悪いとかはなく、両方で「できる」「できない」がありますので環境や目的に合わせて選択ですね。下記に違いをまとめてみました。
NUMERIC Keypad AS-K24 (青軸) | Koolertron AMAG片手マクロキーボード (ブラック・赤軸・ブルーライト) | |
価格 | 価格は4,300円(2021年3月中旬現在) | 6,399円(2021年3月中旬現在) |
対応OS | Windows10/8.1/8/7 | Windows10/8.1/8/7、Mac |
キー数 | 21 | 23 |
設定ソフト | 日本語 Windows | 日本語 Windows・Mac |
設定の保存 | PC内に保存 | キーボード内に保存 |
保存レイヤー (プロフィール)数 | 制限なし 保存ディスクの容量による?※1 | 4(本体上限) |
ゲーブル | USB2.0 取り外し不可 | USB TYP-C 取り外し可能 |
登録マクロ数 | 制限なし 保存ディスクの容量による?※1 | マクロ・拡張マクロ合わせて24個 |
テキスト入力割り付け | 全角・半角文字の使用可能※2 | 半角文字のみ |
操作時にソフトウェアの 起動が必要※3 | ○ | × |
複数のPCに接続する 場合※3 | 設定用のアプリケーションの 個々にインストールが必要 | 設定用のアプリケーションの インストールが必要なし※4 |
※1 「NUMERIC Keypad AS-K24」はPC内にプロフィールデータが保存されるため。
※2 よく使う単語・文章を登録して使う場合です。半角のみの場合は日本語が使えません。
※3 設定したキーからのPCにインストールされているソフトウェアの起動ができる。ランチャーのような使い方ですね。
※4 設定したOSとつかうOSが違う場合は、ショートカットの組み合わせが違う場合がありますので修正が必要です。
まとめ
「NUMERIC Keypad AS-K24」は切り替えできるプロフィールがPC上に保存されるため、ほとんど制限なく複数作れるためゲームごとアプリケーションごとに用意して、選択して使うようなことができ 特化した感じで使えます。またテキストの割り付けは全角半角両方使えるので、定型文、日本語を含んだコードなど登録しておけば便利です。ただし現時点ではWindowsのみ対応です。
「Koolertron AMAG片手マクロキーボード」は本体内に設定を保存するので、容量のためある程度上限があるのは仕方ないですね。ある程度特化した作業で使う分には、マクロの数は十分だと思います。設定したものはファイルとして書き出しができるので、この辺は必要に応じて入れ替えて使うことができます。よく使うショートカットやキーをキーバインドして複数のPCで使う感じでしょうか。持ち運びも便利なので、ノートパソコンと一緒に持ち運ぶのもいいかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございます。
片手キーボードではないのですが、今回ご紹介した 「NUMERIC Keypad AS-K24」 、 「Koolertron AMAG片手マクロキーボード」 と同様にマクロ・ショートカット、キーバインドの出来る60%キーボード( ゲーミングキーボード )である『Epomaker SK61S』を別記事で紹介しています。WindowsでもMacでも使えるキーボードですが、設定の内容をキーボード内に内蔵できるものになっています。大きさにこだわらないのであれば、こちらもマクロ・ショートカット用キーボードとしてオススメします。