お手軽簡単に、音楽・動画の変換、編集・スクリーン録画、等々が出来る「HD Video Converter Factory Pro」操作&レビュー | SabamiMania(サバミマニア)

お手軽簡単に、音楽・動画の変換、編集・スクリーン録画、等々が出来る「HD Video Converter Factory Pro」操作&レビュー

 WonderFox「HD Video Converter Factory Pro」は、いろんなフォーマット、エンコード機種に対応しているので、昔作った動画・スマホやTVなど再生機種に合わせた変換が、簡単操作でできます。動画・音楽ファイルの編集や加工なども出来て、動画サイトからのダウンロードや、デスクトップの録画などなど、お手軽に動画・音楽ファイルの変換・編集・加工したい方、特に動画サイトに動画を投稿したりする人にオススメです。

 音楽データなど、MusicBee、iTunesでの楽曲管理に関しては下記のリンクからどうぞ。

記事リンク

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本ブログはWonderFox Soft社のソフトウェアの提供を受けて投稿しています。

「HD Video Converter Factory Pro」の特徴

 「HD Video Converter Factory Pro」は、ライト向けの動画(音楽)変換・加工ソフトです。UIや操作方法も、初心者向けに作ってある印象です。とはいえ各設定やファイル形式、エンコードなど、今現在であまり主流ではないものもあり、古い動画ファイルでもあっても問題なく変換ができそうです。
 他には動画サイトからの動画のダウンロード(ちょっとグレーな感じもしますけど。。)や、PC画面の録画、GIF作成、着信音、字幕など多彩な機能が搭載されています。

 

ダウンロードとインストール

 ダウンロード(無料版)は下記からどうぞ。無料版と有料版の機能違いに関しては公式の方でご確認ください。

https://www.videoconverterfactory.com/jp/hd-video-converter/

 

  インストールは「日本語」→「ライセンス」→「インストール先」を選べば終了。

 

オプション

 ソフトを使う前に、まずオプションで設定をします。設定の説明は、設定下にわかりやすく記載されているので、わかりやすいと思います。オプションは右上の歯車マークからオプションに入ります。

一括変換の最大タスク数
 同時に処理するタスクの設定です。(1~10)CPUの処理能力や処理する内容によりますが、同時処理に行う数が多すぎるとパフォーマンスが落ちるので、適度なタスク数に設定します。大きいサイズのファイルの書き出す場合は、保存先のHDDの性能でもセーブするスピードが変わります。

動画をSDからHDへ変更
 SD画質の画素数の720×380(DVD)→HDの画素数1280×720(地上波TV・Blu-ray)に変更します。SD画質の場合はPC上でみる場合は小さく感じると思います。PCの場合は基本フルHD(1920×1080=2K)以上になっています(モニターサイズや性能によりますがインチ数が変わってもフルHDの場合が多い感じ)スマホ・タブレット・ノートパソコンはそれぞれ画素数が違う場合が多いですが、概ねHD以上の画素数になっている場合が多いですね。

画質を向上させる
 SD画質からHD画質にする場合は画素数を拡大して補正をするときの設定です。設定は「通常モード」か「強制モード」のいずれかを選択します。小さいものを大きくするので、多少ピンボケ感が出るわけですが、ボケ具合を補正する感じになりますね。実写の場合はそれほど気にならないかもしれませんが、アニメなどの線で描いているものは「強制モード」の方がいいかもしれません。「強制モード」は、よりコントラスト上げる感じで補正する感じなので、薄い色は白っぽくなることがあります。

一時ファイルや、処理されたファイルなどのファイルの保存先
 デフォルトの設定にされています。取り出しやすく容量の大きいHDD等の変更をお勧めします。

ダウンロード
ダウンロードの最大タスク数
 ネットからの同時にダウンロード出来る数です。通信速度やサーバ―によるので、これも適度な回数(デフォルトは5)で設定します。

保存先・録画ファイルの保存先
 こちらもデフォルトの設定にされています。取り出しやすく容量の大きいHDD等の変更をお勧めします。

全般
 変換が終了したときに音を鳴らすときは個々をチェックします。

CPU優先度
 処理に必要なCPUパワーの割り振りをします。「通常の以上」または「高」に設定した場合は処理スピードが上がります。CPU処理の優先度は「HD Video Converter Factory Pro」に割り振られるため、同時にゲームや他のソフトを使っている場合に、処理落ちやカクツキが起こる可能性があります。バックグラウンドで動作させる場合は、「通常以下」にするか「アイドル」に設定します。「アイドル」の場合は他のソフトが処理のない時に処理をします。

設定後は「OK」を押下します。

 

動画・音楽データを変換

 メインパネルから「変換」を選びます。(表記は「動画」ですが音楽データの変換もここできます)

  1. 変換するファイルを「ドラッグ&ドロップ」または「ファイル追加」からファイルをと読み込みます。
  2. 字幕の挿入・カット処理・回転、反転・トリミング・効果・ウォータマーク挿入の処理をします。(必要なければそのまま「3」へ)
  3. 出力フォーマットの選択をクリック。
  4. 形式から選択する場合は「形式」から選択。デバイスに合わせる場合は「デバイスを選択する」を選び、メーカーから目的の機種を選びます。

 

出力フォーマットを選択

 出力するファイルのフォーマットを選択します。

 

パラメータ設定

 細かいパラメータの設定をします。設定した内容は「名前をつけて保存」で設定を残せます。(統一した設定で変換する場合は便利)「OK」を押下で設定は終了です。

動画パラメータの設定

エンコーダー※出力するファイルによって選択出来るエンコーダーが違います。
MP4の場合はMPEG4、H264、H265。
解像度オリジナルは変換前のサイズと同じ。元の画像から縮小・拡大する場合は
プルダウンメニューから選びます。手動設定で任意のサイズを入力出来ます。
ビットレート※わからない場合は「自動設定」+クイック設定で。
VBR:チェックを入れることで動画のシーンによってビットレートの数値が変わります。
ロスレスモード:元の品質に合わせて無劣化変換します。
フレームレート1秒間に表示される枚数です。枚数が増えれば動きがなめらかになりますが、データ量が
増えます。元の動画のフレームレートから上げてもあまり効果無いかも。
縦横比動画の縦横比です。現在のTVは16:9です。古い地デジ以前のTVは4:3の比率になります。
デインターレースインターレス映像※を非インターレス映像に変換します。
ノルム※TVの放送規格の選択で、NTSCまたはPALを選択できます。日本の場合はNTSCになります。

エンコーダー 映像、音声の圧縮形式で、形式が同じでも再生側で、圧縮形式が対応していない場合は再生できません。

ビットレート 1秒あたりの映像のデータ量です。サイズやフレームレートで最適な数値があります。画面サイズ(解像度)が大きい場合はビットレートの数が大きくなります。動画サイトで配信する場合は、再生する側の回線状態や、ハードの性能で再生などに支障が出る場合があります。

VBRは動画の動きのある部分と、動きのない部分でビットレートを変えることで、処理にかかる負荷やデータ容量を抑えたりすることが出来ます。

インターレス映像 画像を2回に分けて送る方式です。一回の送信の情報量が少なく出来るため、TVなど電波を使って映像を配信する場合使われることが多いです。 非インターレス映像 は1回で情報を送るため、静止画がきれいに表示されます。(注:)

ノルム 上で説明したとおりTVの放送規格です。北米・日本・韓国などは NTSC 。ヨーロッパ諸国はPALになります。旧共産圏や中東などはまた別の規格がありますが、このソフトでは対応していません。(注:)

 

注:TV映像などの変換設定も、出来るような設定になっていますが、日本の場合は録画したファイル、受信データにはコピーガードが入っているため、変換は出来ないと思います(未確認)。また、著作権侵害法改訂により「技術的保護手段の回避」により禁止になっています。動画サイトにTV番組を録画させたものをよく見かけますが、確実にアウト( 「技術的保護手段の回避」 以前に)なので使用に関してご注意ください。

 

クイック設定

 動画の解像度に合わせて、最適なパラーメータにします。

ビデオカード加速

 ビデオカードのGPUを使用して変換します。

 

ダウンロード

 動画サイトの動画などをダウンロード出来ます。

 +「新しいダウンロード」を押下し「リンクの貼り付け」に動画のアドレスを貼り付けます。「貼り付けと分析」を押下します。

 分析の上ダウンロードが可能な場合は、「OK」を押下すれば、ダウンロードリストに登録されます。

※動画のダウンロードは、サイト・動画によってダウンロードできない場合があります。

 

録画

 PC画面を録画します。使用目的としては、ソフトの操作・ZOOMなどの会議の記録やゲームプレイ時の録画などPC画面上に映るものを録画します。

 録画範囲は「ウインドウモード」と「全画面モード」の2つがあります。

ウインドウモード

 アクティブになっているウインドウを録画します。動画サイズはアクティブになっているウインドウサイズが、動画サイズになります。選択後に赤枠が表示されるので、録画するウインドウを選択して「OK」を押下します。

全画面

 全画面(モニターサイズ)で録画します。ただしデュアルモニターなど複数のモニター接続していても録画できるモニターは1つです。

音(録音)

 ヘッドセットやマイクがあれば、アフレコのを入れられます。(画面上はマイクが設定されていないため選択出来ません)

REC

 カウントダウン後に録画開始します。停止は「Ctrl+F1」または画面下部に表示される停止ボタンを押下します。

クイック設定

 動画の品質を設定します。

 

GIF作成

 GIF画像を作ります。 GIF画像 はパラパラ漫画のように静止画を順に表示される画像です。作成は動画から作る場合または静止画から作ることが出来ます。

 静止画から作る場合は、複数の静止画をリスト登録して作ります。

 

ツールボックス

 ツールボックスは、動画や音声データのちょっとした加工機能を4つにまとめたものです。

写真を動画に

 GIF画像の作り方と同じですが出力は動画データになります。静止画から簡単なパラパラアニメや紙芝居のような動画が作れます。「各写真の滞留時間」は次の写真を表示するまでの時間を設定します。

スクリーン分割ツール

 動画を複数(3つまで)を登録して、分割画面にそれぞれ表示する形式の動画を作ります。分割種類は6種類です。

ベルツール

 スマーフォンの着信音やPCなどの警告音を作ります。音楽データを読み込んで、音を切り出す範囲を設定します。

字幕エクスポート

 動画に埋め込まれている字幕を切り出して、各形式のファイルに変換します。

 

著作権について

 他人の著作物などの許可を得ない音楽データ・動画データの、ダウンロードやアップロード・複製などは、著作権侵害などの法に触れる場合があります。 「動画・音楽データを変換 」でも触れていますが、コピーガードを外す行為も法に触れることもあります。

 また自分で作成したものでも、人物の写真や動画など本人許可を得ない状態での使用は、肖像権の問題があるため本人の許諾が必要になる場合があります。

 本ブログでは法に触れるような使い方を推奨しておりません。ルールを守り個人の責任での使用でお願いします。

 

まとめ

  動画・音楽の変換や編集、加工が簡単お手軽にできる WonderFox「HD Video Converter Factory Pro」使い方レビューを記事にしました。
 ヘルプ機能にかんしては、Webを開く感じになります。専門用語や効果などは丁寧に解説してあります。またダイアログ内にも簡単な説明がありますので、使っていて迷うことはあまりないと思います。
 人によっては使い方が異なる使い方になると思いますが、例えば動画サイトやSNSに投稿する場合でも、スマホやカメラから取り込んだ動画ファイルを、簡単に編集や字幕を入れて加工し指定する動画形式に変換するところまでこれ1本で出来ます。
 わたしの場合は、録画したり撮影した大量の動画データ(ビデオテープから取り込んだもの)の一括変換とかに、しばらくは使う感じになると思います。
 特に時代によって異なるエンコーダー・動画サイズを統一して、現在の仕様でも再生出来るようにしたいですね。(作業リストに登録して、PCの空き時間に「変換」ボタンを押しておけばOK)
 価格は\3,280。(時期やキャンペーによって価格は変わる可能性がありますで、公式で確認してください)
 海外のメーカーだと、多少セキュリティ部分にに関して不安がありますが、担当の方に直接メールで確認したところ、「お支払いは2CHECKOUTというプラットフォームで行っている」、「データはSSL暗号化で保護されている」とのことで問題ないとのこと。支払いに関しては、クレジットカードの他にPayPal、コンビニ決済、銀行振込、ウェブマネーが利用できるようです。サポートも日本語で可能とのことです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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