戦い疲れた「Elite2」を“外装交換”でピカピカの「Elite2」に!XboxElite2コントローラー〜ピカピカ!エリコン大作戦 | SabamiMania(サバミマニア)

戦い疲れた「Elite2」を“外装交換”でピカピカの「Elite2」に!XboxElite2コントローラー〜ピカピカ!エリコン大作戦

 2年近く戦いボロボロになった「XboxElite2コントローラー」表面のラーバー加工は剥がれたり傷ついたりしていますが、この高価なコントローラー。そのまま捨てるのはもったいないので、外装交換で新品同様に。

 外装のパーツは日本国内では手に入れにくいのですが、海外の通販を使えば購入可能です(多少の「リスク」アリ)純正コントローラーのパーツや部品が存在しているのは、PSやXBoxの純正コントローラーのいいところです。

 今回は「XboxElite2コントローラー」の破損原因・パーツの購入から修理までまとめてみたいと思います。

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XboxElite2コントローラー

 今回、外装の交換修理をするのは2年前ぐらいに購入した、Microsoftの「XboxElite2コントローラー」です。このコントローラー価格は1,800円ぐらい。当時、都内量販店で若干の割引があったので購入しました。

 Xboxのコントローラーとしては、純正のコントローラーが7,000円ぐらいで購入できますが、この上位バージョンXboxElite2コントローラーは表面ラバー素材、十字ボタン、アナログスイッチの交換が可能(アナログスイッチ高さ×3種×左右、十字キー2種)、トリガーボタンのロック機能(物理的にボタンの入力する深さの調整を3段階で設定できる)、アナログスイッチの硬さ調整、背面ボタン×4の振り分け可能、置くだけで充電できるクレードルの付属、専用ケース等が付属したものです。細かい調整は専用ソフトウェアで調整できます。握り部分は純正より小さめで、持ちやすく表面がラバー性でグリップ感は○。バッテリー切れで即座に電池交換のようなことはできなくなってしまいましたが、クレードルなどの付属で充電しやすくなったことで、バッテリー切れになることはほぼ無いです。(USB接続による直接接続・充電も可能です)

 XboxEliteコントローラーは今までに初代をふくめ、2モデル発売されています。初代モデルは、LRボタンのパーツが折れやすいなど問題がありましたが、XboxElite2はこの問題はなくなっています。また充電は完全に内蔵されたことによって、専用のクレードルでの充電になりました。(USBケーブルでも充電可能)これにより充電池の交換、乾電池での動作はできなくなっています。

 他に初代のXboxEliteコントローラーと違う点は、アナログスイッチ(スティックの傾き)の硬さの調整ができるようになっています。スティック部分を取り外し中のねじを回すことで調整できるようになっています。このことでスティックの差し込み部分の形状が変更になり、初代のものとは互換性がなくなっています。(別途スティック部分のみ購入する場合は注意が必要です)

 

高機能・高級感ゆえの弱点

 「XboxElite2コントローラー」は金額に見合う高機能・高級感ゆえの弱点がアリます。

 まず表面がラバー加工で、つや消しで高級感があり、これによって滑りにくく手触りがよいです。重量が多少重くても、手にグリップすることで重さも感じなくなります。ただ長年使ってくると、ボタン部分などよく使う場所や握りの部分の、ラバー部分が削れてきたり反ってきたりします。全体的に傷がつきやすいですね。1年使うと結構使い込み感が出てきます。

 ラバー部分が反ってくる、パーツの隙間が開いてくる問題は初代のEliteコントローラーでもあったのですが、初代の場合は握り手の部分が別パーツのため、その辺は使い勝手や見た目にあまり影響がなかったと思います。

 2つ目はパーツが衝撃に対して破損しやすい点。これは初代のEliteコントローラーでもLRボタンのパーツが折れやすいという問題がありましたが、Elite2場合は上下の外装のLRの横の縁部分は割れやすいです。普通に使っていれば壊れることはないのですが、机から落としたりして当たり所が悪いと結構簡単に割れえてしまいますね。とはいえ初代の時のような入力・操作に関するところが破損するような、致命的な部分ではないので操作することには支障はないですが、ソリが大きくなってくると操作しにくい状態になります。

 

ラバーが剥がれた「XboxElite2コントローラー」は修理・交換の必要アリ

 わたしの使っていた「XboxElite2コントローラー」は外装部分が割れ、ラバー部分が変形して外側に反って、非常に操作感が悪くなってきたので外装パーツを交換することにしました。

 パーツが破損した時期はっきり分からないのですが、机から落としたりした時に、イスの金属部分にぶつかりプラスチック部分が割れ、使っているうちにラバー部分が外側に変形したものと思います。そのうえ無水アルコールで掃除したためラバー部分が剥がれてきたと思います。

 外装はプラスチックのフレームの上に、ラバー状の柔らかい部分がのっている構造になっています。下のプラスティックが割れたり変形すると、ラバー部分が剥がれたり握り方によって変形してくるようです。ラバー部分が剥がれっぱなしになると変形して操作に支障が出てきます。

 今回はこのが遺贈部分の交換だけなので、外装パーツを手に入れて交換するだけなので難しい作業はではないですね。

パーツの入手が難しい件

 パーツの入手方法として、①ジャンクで入手して交換、②通販で入手、です。以前は秋葉原のゲーム系のショップでこの手の補修用のパーツは手に入ったのですが、最近は、この手のショップがめっきりなくなりましたね。①のジャンクで入手も状態によりますが、確実にモノがある状態ではないので、通販などで入手することにしました。

 とはいえ国内の通販では見つけることができなかったので、(あったとしてもかなり金額が高い)修理系動画でよく見かける中国の「AliExpress」で見つけて購入することにしました。

 

「AliExpress」でパーツを購入

 コントローラー外装パーツを中国の「AliExpress※」で購入することに。購入パーツは全部で3つ(1つは結局使わなかった)で、本当にここ何でもあるんですよね。

 初めての場合はアカウントをまず登録する必要があります。日本語でも可能ですが、送り先の住所に関しては英語表記にする場合もアリ。

 「AliExpress」は日本語でのページも存在しているので、購入まで問題なくできると思います。(日本語が怪しい部分あり)使い方も他の通販サイトと同じです。ただ注意が必要なのは、セットなのか単品なのかが分かりにくい点です。写真は複数のパーツが並んでいるので、この辺は分かりにくいです。(横に単品またはセットの項目があります)金額は単品の価格で表示されている場合があり、複数買う場合は金額を確認したほうがいいです。あと送料も適性か確認で。

 支払いはクレジットカード払いのみ(PayPalの項目はありますが、日本国内からは使えないようです)デビットカードでも銀行により可能。プリカのような使い切りのカードは使えるかどうかは確認していません。

 購入したものは約3〜4週間ぐらいですね。(わたしの場合)梱包は梱包材と一緒になったグレーの袋で届きます。袋の中の小さい箱にプチプチに包まれた商品が入っていました。シリアル番号的な数字は届いた商品には、無いですがパーツの品質は問題なし。(正規品でないのは確実に分かっているので)購入金額が3つで4,000円ぐらいでした。

 受け取った商品に問題なければ、現地発送時または受け取りぐらいに来るメールで受け取りボタンを押せば取引終了です。商品に問題がある場合はリンク先のフォームに苦情を書きます。苦情が正当な理由であれば返金される仕組みです。

AliExpressについて

 AliExpressは中国の通販サイトです。中国版Amazonみたいな感じで書かれることがありますが、ちょっと仕組みが違います。買い手がAliExpressを通して注文し、売り手(業者・店舗)が、直接買い手に発送します。(AliExpressが買い手に直接発送していない)

 買い手が希望通りのもの届いた場合に「受け取り確認」することで、売り手に代金が支払われる仕組みになっています。(PayPalのような仕組みです)買い手が希望していないものや詐欺商品などが届いた場合は、AliExpressに通報することによって売り手には売り手には代金が支払われず、買い手に代金は返金される仕組みです。

 

「XboxElite2コントローラー」を分解・組立

 パーツが届いたので外装の交換していきます。「XboxElite2コントローラー」の外装は上面、背面にわかれ、中の基盤や振動用のモータとLRのボタンをまとめるフレームの3層に別れています。今回はこのフレームのパーツも購入しましたが、破損はなかったので交換は上面、背面の2ヶ所の交換のみにしました。

分解に必要なもの

スパッシャー・ピックなど隙間に差し込んで開く薄い金属製の工具です。よくスマホの分解用に売られているものですが、これがあれば便利です。隙間が開いたら挟み込むピックなどもあれば便利です。

ドライバー(星形)今回はMacBookProのバッテリー交換時にバッテリー付属した怪しいもので行いましたが、できれば2.5mm以下のサイズの入ったセットになっているもの使った方がいいです。ネジの大きさは3種分必要です。

ピンセット細かいパーツがあるのであると便利です。

両面テープパーツが両面テープで接着されているものがあります。貼り直しに使用。

 パーツを外す前に携帯などで写真を撮っておけば、パーツの向き位置が分からなくなっても確認することができて便利。

上面を外す

 上面はねじ止め出はなくツメではめ込まれているので、スパッシャーを継ぎ目に差し込みツメをはずしていきます。左右LRボタンのところの継ぎ目から、握り手の部分にかけて外していけば、中央部分のツメは簡単にはずれます。

フレーム部分

 次にボタンや基盤を固定しているフレームを外します。フレームは背面パーツに星形ねじ×6個で固定されているので外します。上4個、下2個あります。ネジをすべて外し上に引き上がればはずれます。コードで接続されていないので、そのまま上に引き上げればはずれます。(フレーム部分の基盤や部品は今回は交換しないので外すだけです)

背面からパーツをはずす

 背面の外装からパーツを外していきます。

バッテリー部分 バッテリーカバー部分は4つの星形ネジで固定されているので外します。ネジが外れたら上に引き上げるだけで外れます。バッテリ接続部と中央にある充電用の端子も固定されていないのでそのまま外します。(なくさないように)またバッテリーの端子部分はドライバーなどで触れないように注意です。

トリガーロック 両脇のトリガーロックの部品を交換します。ネジに輪っかがついていて、その下にバネが入っているので無くさないようにゆっくり外します。ネジ部分が外れると、背面のトリガーロックのスライドするスイッチの部品が外れます。パーツ自体にLRの刻印がついていますが、組み立てるときに間違わないようにします。

背面ボタンの基盤 左右の背面ボタンの基盤を取り外します。ネジは2ヶ所です、ネジ自体が小さいので無くさないように注意です。またネジ穴自体が小さいのでサイズの合ったドライバーを使わないと、なめしてしまうのでサイズの合ったものを使いましょう。左右の基盤を外すと、スイッチ部分の丸いプラスティックのパーツはずします。この丸いパーツは固定されていないので紛失注意です。また片側にかけている部分がありますが、組立時にかけている部分を、中央方向に向きを合わせて配置します。背面外装の出っ張りに合わせて配置します。位置があっていない場合は少し浮いた状態になり、組立後に、背面ボタンが押しっぱなしの状態になる可能性があります。

磁石 上の丸い金属と、下の中央の縦長の金属が磁石です。この磁石はクレードルに置いたときにコントローラーとクレードルを磁力でくっつけるものです。このパーツは両面テープでくっついているのでスパッシャー等で剥がします。この磁石は結構強力なので、組み立てるときにネジがひっついてしまうので、組立時は背面ボタン基盤の装着後に両面テープで接着します。

 

組立

 組立は新しい外装にして逆の手順で組み立ててていけば問題ないです。取り付け時に、若干注意があります。

背面外装の組立手順

①トリガーロックの装着 トリガーロックの部品は上に背面ボタンの基盤がくるので先に入れます。左右の部品が似ているので間違わないように入れます。(一応LRの刻印が入っています)少し斜めにずらしてはめ込みます。はめ込んだ後はバネを輪っかに挟んでネジどめします。ちゃんとスライドするかどうか確認します。(スライドしない場合は逆向きに装着されています)

②背面ボタンの装着 ボタン部分のプラスティックの部品を、切り欠き部分を中央に合わせ、穴位置にはめ込みます。この部品はボタン基盤の背面の入力する部品なので、位置を完全に合わせます。位置があっていない場合基盤が少し浮いた状態になります。基盤は下部分(中央に向かって)が引っかけて位置を合わせます。ネジが小さいので、なめさないように2ヶ所締めます。

③バッテリーの給電端子の取りつけ バッテリー側と中央(クレードルから給電する端子)2ヶ所取り付けます。のせだけなので他の部品を載せるときに動かすと外れてしまうので注意

④丸い磁石と縦長な磁石を装着 丸いほうは両面テープで貼り付けます。縦長の方は両面テープはいりません。磁石が強力なので先に磁石を貼り付けると、ネジ締めの時ネジがくっついて作業しづらいので注意。

⑤バッテリー バッテリを付けます。印字されているほうが表なので向きに注意します。ネジは4ヶ所で、乗せているだけの端子が外れないようにネジしめします。

 あとは上にフレームを載せてネジ止めして、上面外装を乗せるだけです。組立後は背面ボタンやトリガーロックの機構、バッテリー充電ができるかどうか確認しましょう。

 

まとめ

 今回はXboxElite2コントローラーの外装交換を記事にしてみました。外装交換自体はそれほど難易度の高さはないです。上面の外装を外すのと最後の背面の取り外しと小さいパーツの取り扱いに苦労する程度だと思います。電子機器の分解や修理をやったことのある方なら余裕でできる程度だとおもいます。動画やブログなどで予習していれば問題ないです。

 外装パーツに関しては、色やデザインなどをカスタマイズできるパーツとして国内でも購入可能なのですが、結構高価なモノが多くEliteまでいかなくても結構いいコントローラーが買えるじゃん」的な値段なので、「純正のパーツ」ではなくてもできるだけオリジナルに近い形で購入が可能な、AliExpressをつかって購入しました。

 AliExpressはほんとにこの手のパーツが何でもあるのですが、AliExpressでの購入には少し注意が必要で、海外のショッピングサイトっていうのもあってサポート関係は日本のものと違う点、明らかにおかしい製品と価格設定の商品がある、支払い関係でトラブっても、日本の法律が適用されない点などすべて自己責任になります。

 とくに電気製品やPC周辺機器などは技適無い製品やSDカードやSSDの容量詐欺などもあるので注意しましょう。

 今回「XboxElite2コントローラー」を分解してみて分かったことは、中のフレームに基盤や各ボタンが一塊になっていて、上面・フレーム・背面の3つにブロックが分かれていることで、比較的簡単に外装交換ができるような構造になっていることです。背面に装着されているバッテリーもケーブルでつながっている形ではなく、ソケット形状になっているで、パーツ完全に3つに分けることができます。(パーツも最小限のネジで止まっています)XboxElite2コントローラーのカラーバリーションを作るときの製造工程を簡略化するためのものかと思っています。

 今回購入した外装は新品のため、ネジ穴が少しきつめです。ネジ穴の部分をドライバで少しこじって、入り口を広げておけば比較的容易にネジ締めができるようになります。

 今回中間のフレーム部分は購入しましたが、こちらは無傷だっため、こちらは使用しませんでした。こちらを交換する場合はかなり苦労しそうです。

 本文中でも書いていますが、使わなかったフレーム部分を含め約4,000円ぐらいで交換に約1時間ぐらいです。(初めて分解で掃除含め)見た目は新品同様になっているので良い買い物だったのではないと思います。

 なお現在は、コントローラーと充電器、ケース等のセット、コントローラーのみでカラーバリエーション(3種)の2種類パッケージが販売されています。

 最後までご覧いただきありがとうございました。

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