Razer BlackShark V2 X ゲーミングヘッドセット レビュー | SabamiMania(サバミマニア)

Razer BlackShark V2 X ゲーミングヘッドセット レビュー

 現状の音声チャット環境にちょっと問題があったため1年半ぐらい前に発売されたRazer BlackShark V2 X ゲーミングヘッドセットを購入しました。ゲーミングヘッドセットということで当然ゲームをしながら使うわけですが、今回は普段使いも合わせてレビューしてみたいと思います。

 「Sound BlasterX G1」との組み合わせで、音質・機能UPの記事も合わせてどうぞ。

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内容物

 内容物は、本体Razer BlackShark V2 X、4極ミニプラグ→3極音声・マイク変換ケーブル、シール、アクティベーションコードのカード、マニュアル、キャリングケース(巾着袋)

 アクティベーションカードはRazor7.1chサラウンドサウンド(アプリケーション)のアクティベーションコードが記述されていて、アプリケーションダウンロード後に入力します。(下記で詳しく)

 

形状・機能

形状

 ゲーミングヘッドセットといえば、奇抜な形状に中二っぽいロゴみたいな「いいかにも」って感じですが、「Razer BlackShark V2 X」は丸みを帯びたイヤーカップにシンプルで、自宅で普段使い出来そうなデザインです。(先代のモデルがミリタリーぽい感じなので、それを踏襲しているのかもしれませんが)

 価格は6,000円前後(2021年11月時点)で比較的安い方の部類で、本体はプラスチック・合皮、ケーブルはゴムなどで構成されているものの、デザインがよい、プラスチック部分のつや消し処理、ケーブルのゴム部分の色が蛍光緑のため安っぽく見えない感じです。

Razer BlackShark V2 X」はRazer BlackShark V2うちの一番下のグレードです。上位機種の違いは下記表の通り。

Razer BlackShark V2 ProRazer BlackShark V2Razer BlackShark V2 X
カラーブラックブラックブラック
接続HyperSpeed
ワイヤレス (2.4GHz) / 3.5mm
3.5mm / USB サウンドカード3.5mm
ドライバーTriForce チタン
50mm ドライバー
TriForceチタン
50mm ドライバー
TriForce 50mm ドライバー
マイクHyperClear
スーパーカーディオイドマイク
(取り外し対応)
HyperClear
スーパーカーディオイドマイク
(取り外し対応)
HyperClear
カーディオイドマイク
(取り外し不可)
サラウンド
サウンド
THX Spatial Audio
立体音響
THX Spatial Audio
立体音響
7.1 サラウンドサウンド
イコライザ対応 (マイク&サウンド) 対応 (マイク&サウンド)
イヤー
クッション
FlowKnit 製メモリーフォーム
イヤークッション
FlowKnit 製メモリーフォーム
イヤークッション
標準メモリーフォーム
イヤークッション
重量320g262g240g
付属品布式キャリーケース /
充電用USBケーブル /
USB ワイヤレス
トランシーバー /
HyperClear スーパー
カーディオイドマイク /
3.5mm コンボケーブル
yperClearカーディオイドマイク /
USBサウンドカード
スプリッター
ケーブル

 「Razer BlackShark V2 X」と他のグレードの違いは、結構ありますね。ケーブル(表面が布製)、マイクの取り外し、サラウンドサウンド、イコライザー対応、ドライバー、イヤークッションの品質、付属品にサウンドカード(USB接続)があります。

 遊ぶゲームがFPSが多い場合は「Razer BlackShark V2」のほうを選んだ方がいいのではないかと思います。差額は2021年11月現在約5,000円の差額です。Proはワイヤレスで、20,000円前後。「Razer BlackShark V2」は他にスペシャルエディションというのがあり、専用のキャリングケースと色違いのものです。(基本的な性能は同じなので表上は割愛してます)

 

重さ

 中身入ってるのか疑うほど軽いですね。初めて見たときは店頭で陳列されていたものだったのですがモックアップかと思いました。

 頭に装着すると重さが感じなくなるレベルになります。多少装着した感じ緩い感じもしますが元々軽いので、長時間使っていてもヘッドセッドの重さでずれてくることもないです。

ボリューム

 音量ボリュームは左のイヤーパッドに回転式のボリュームがついています。回転式に方が音量調整しやすくいい感じです。標準の音量は引っかかりがあり中間位置がわかりやすくなっています。

ミュートボタン

 マイクのミュートボタンは音量の右側(装着時には奥側)にあり、押し込みでオンオフが切り替えられます。音量ボリューム・ミュートは装着時に見えないのですが、装着したたままで左手で簡単に操作できる位置にあります。

マイク

 マイクはフレキシブルに動くタイプで自由に位置を調整できます。個人的には耐久力がちょっと心配ですが、折れたり割れたりすることはないでしょう。「Razer BlackShark V2 X」はこのマイクは取り外しはできません。個人的には到着時には、マイク先端が視界に入らない位置に固定しています。(聞き手側的に口元から少し離した方が良いようです)

サイズ調整

 イヤーカップの位置は、ちょっと珍しいイヤーカップ部分の金属棒部分をスライドさせることで位置調整します。簡単には動きませんが、金属棒の外側に開こうとする突っ張りで固定してるぽいので、使い続けるとこの突っ張りが弱くなったり、少しずつずれてこないかな?的な部分はあります。

ケーブル・接続部

 ケーブルはゴム製ですが蛍光緑のため少し高級感があります。固さも普通。固すぎず柔らかすぎすな感じです。接続は4極3.5mmのプラグです。これは音声入力・マイク出力が一緒になっているもので、接続先が対応していれば、音声とマイクはこの1本ですみます。接続先(主にPC)のばあいは付属の延長ケーブルを使って2つに分けます。(緑が入力・ピンクがマイク)

 

プラグの先が3つに分かれているのが3極。4つに分かれているのが4極

 

装着感

 イヤーパッドのフチの部分は合皮っぽい素材で、肌にあたる部分布っぽい感じの化学繊維で、中身は多分普通のスポンジです。イヤーパッド自体は特に高級感はないです。取り外しが出来るので、交換したり洗うことは出来ます。(丁寧に洗わないと継ぎ目とか外れそうですね)

 アームの部分も合皮っぽいですが、こちらはゴムっぽい合皮で滑り止めのになっているので装着中にずれにくいです。

 押さえつけに関しては弱いかなって感じですけど、ヘッドセット自体が軽量なので動いたりしないです。逆に軽い分ヘッドセットをつけているのを忘れるレベル。

 

音質

 別途ダウンロードする「7.1サラウンドサウンド」のアプリケーションを使っての音質は別途レビューします。音質に関してはあくまでわたしの主観なので、店頭などで試聴をおすすめします。

 音質は高めでもなく、低めでも無くという感じ。音はクリアーで輪郭がはっきりわかる感じ。ゲームで使った感じではBGM、効果音、ゲーム内の環境音ちゃんと聞き分けられます。音によって聞き取にくいというものはないと思います。ゲーム、動画などで使う分には問題ないですが、音楽を聞く目的で使うのは微妙ですね(音楽の種類によりますが)。低音気味の音質が好みの方はすこしうるさく感じるかもしれません。ゲーム内の設定や、イコライザーで低音気味に設定すると、音がこもるような感じになります。

今回はヘッドセットを「Xboxのコントローラ」と「アンプ」の2種類で比べました。アンプは効果は入れていなくて音量のみです。PCから延長ケーブルで接続した場合のみ音質が落ちました。(音が平べったくなった感。)これはヘッドセットの性能では無くWindows11の問題かもしれません(サウンド関係の設定で直りました)。「Xboxのコントローラ」、「アンプ」から接続した場合は問題無かったです。

マイク性能

 マイクは実際に相手にどのように聞こえているか確かめるために、テストできるサイトやSkypeのテストを使って試しています。聞き取りにくい、エアコンや部屋の外の音を、気になるレベルで拾う等も無かったですね。

 音質的にもチャットで使うには問題ない品質です。(設定や回線状況・ソフトウェアで変わると思いますが)動画にアフレコを入れたりする使い方だとヘッドセットのマイク感が出ますね。

 

7.1サラウンドサウンド

 アクティベーションコード(コインでこするとアクティベーションコード出てきます)の書いてあるURLに接続しダウンロードします。ダウンロードにはRazorのアカウントを作る必要があります。

設定の仕方
  1. ヘッドセットを接続します。
  2. Windowsの設定「システム」→「サウンド」から「スピーカー」を「7.1SurroundSound」を選択します。
  3. 右下から「RazorAppEngine」を選択し「7.1SurroundSound」をONにします。

音質

 全体的に高めの音に感じます。BGMはゲームの方でOFFにした方がいいですね(BGMによっては少しうるさく感じられます)。足音や環境音は聞きやすくなった感じがしますが、立体的に感じられるかというと微妙なところ。わたしはFPS系のゲームはあまりやらないので、実用的にどうかって感じがします。この辺はガチでFPS系のゲームをやっている人に聞いてみたいところ。

 効果音(選択時の音)はベルやブザーのような高い音はより強調されてしまうので、連打されたり何度もなる感じだとうるさく感じられるかもしれません。

 

まとめ

 今回は「Razer BlackShark V2 X」レビューでした。今回チャット用に使っているマイクが予想以上に部屋の中の音を拾ってしまうので(チャット相手から指摘されました)ゲーミングヘッドセットを購入へ。

 「Razer BlackShark V2 X」と上位の「Razer BlackShark V2」悩むところですが個人的な使用で差額分の性能差があるか?と考えて「Razer BlackShark V2 X」の方を購入しました。この二つは店頭の方で試聴しましたが、わたしのバカ耳では、音の差はあまり違いは感じませんでした。(厳密に音の差は違うのですが、プラス5000円程度だして「Razer BlackShark V2」選ぶまでの違いは無いと思います)THX SPATIAL AUDIOで調整したい、高級感がほしいのあれば「Razer BlackShark V2」の方になると思います。

 わたしの場合は、Xboxのコントローラに接続してゲームを遊ぶ時のみの使用です。Xboxのコントローラは無線接続ですが、ヘッドセットを使っても問題なく動作します。ゲームの時のみ使うのであればゲームコントローラに接続して使うのが取り回しが楽ですね。

 7.1サラウンドサウンドは常時使うのには微妙な感じですが、ゲーム内のサウンド設定や別途サウンドカードのイコライザーで調整して使う感じで使うのあれば問題ないかと思います。

 音やデザインが好みで、ある程度の品質を求めるのであれば金額的にもオススメです。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

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