Windows11に対応した無料のバックアップソフト。「MiniTool ShadowMaker Free3.6」 日々のバックアップ・管理をシンプル簡単に!

 PC(Windows)のシステムやテータのバックアップが簡単にできる「MiniTool ShadowMaker Free3.6」の紹介します。仕事、ゲームなどの遊び、創作などにPCやを使っている方、システムの入れ替えやHDD、SSDの交換などなどすべての方にオススメです。

 見た目はシンプルですが、定期的なバックアップやシステムごとのバックアップ・同期・復元などの機能を無料で使うことができ、バックアップの管理したものの管理も容易な「MiniTool ShadowMaker Free3.6」(無料版)を紹介します。

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本ブログはMiniTool® Software 社のソフトウェアの提供を受けて投稿しています。

 

「MiniTool ShadowMaker Free3.6」とは?

 いわゆるバックアップソフトです。見た目シンプルでわかりやすい感じですね。「MiniTool ShadowMaker Free3.6」は有料版もありますが、個人で使用するレベルでは無料版の機能だけでも問題ないと思います。

 主な機能としては、SSD、HDDまるごとバックアップ、フォルダごとのバックアップ、ディスククローン、フォルダの同期などがあります。

 またバックアップした圧縮データのマウントやWindowsPE※1上からのバックアップの復元用のUSBメモリやブータブルディスクの作成もできます。

WindowsPE※1
WindowsPEは最小限のWindowsをシステムディスク以外から立ち上げるために使います。システム(WindowsOS通常はC:ドライブ)が損傷した場合やSSD、HDDなどの故障し、システムが立ち上げなどができない場合などに使います。「MiniTool ShadowMaker Free3.6」の(無料版)場合はバックアップしたファイルの復元のみの機能で、WindowsPE上からのバックアップは有料版の機能になります。

ダウンロード&インストール

 インストーラーは下記のURLからダウンロードできます。

https://jp.minitool.com/backup/

 プログラム本体は、インストール時にダウンロードされるのでインストー自体はネット回線が確保されているところで行ったほうが良いと思います。

 

 インストール後、アプリケーションを立ち上げますが、「英語版」のままなので、右上の三本線のところから「Language」→「Japanese」を選択し、アプリケーションを再起動させれば、「日本語」で立ち上がります。

 

 

バックアップ

 バックアップはSSD・HDDなどのドライブ全体とフォルダのバックアップの2種あります。(ドライブのクローンについては『ツール』のところでふれます)一度バックアップをすれば、次回からは増分をバックアップします。バックアップされた内容は任意の回数を保持して保存されます。

設定は下の「スキーム」で設定します。(増分以外は有料版の機能

 「スケジュール」は定期的に保存する場合に使います。月、週、日で設定できます。(「イベント」は有料版の機能)

 バックアップされたものは、独自の一つのファイルにまとめられます。圧縮率を高くすればサイズを小さくできますが、復元するときに時間がかかります。

 

オプションの設定

 バックアップファイルの設定や、バックアップの内容などをカスタマイズできます。

イメージ作成モード

 「使用済みセクターのバックアップのみ」は使用している部分。(ファイルなど)のみバックアップします。通常はこちらをすれば問題ないと思います。

 「セクターごとのバックアップ」は使われているパーティション内の空き部分を含めてバックアップします。「使用済みセクターのバックアップのみ」よりバックアップファイルのサイズが大きくなります。ゴミ箱などで消去したファイルも復元できる可能があります。(消去されたファイルは、SSDやHDDには残っていてファインダ上からは見えなくなっているだけで、上書きされるまではファイルは残っています。空き部分を含めバックアップすればこれらのファイルは残っている可能性があり復元できる可能性があります。)

ファイルサイズを指定する

 バックアップファイルを分割する場合は、その分割サイズを設定することができます。

 バックアップ先がDVDやファイルシステムがFAT32等の場合は、ファイルサイズの上限があるため、複数に分割する必要があるのでこの機能があります。通常のNTFSのファイルシステムのHDDなどに、バックアップする場合は特に設定をデフォルトサイズで問題ないです。

圧縮

 バックアップファイルの圧縮を設定します。「高」すればファイルサイズが小さくなりますが、バックアップ時、解凍時の処理時間は長くなります。

コメント・メール

 コメントはバックアップファイルにメモ書きを残して置くことができます。メールはバックアップ終了時にメールを出すことができます。メールはバックアップ成功時と失敗時にもメールを発送することができます。(メールの設定をする必要あり)

バックアップからファイルを除外する

 オプションをオンにしておけば、オプション内容のファイルがバックアップから除外されます。

シャットダウン

 バックアップ終了時に、オプションにチェックすることでPCをシャットダウンさせます。

パスワード

 バックファイルにパスワードをかけることができます。

検証

 バックアップ終了後にバックアップファイルが正しく保存されているか確認します。設定するとバックアップ処理+検証で時間がかかります。

 

同期

 2つのフォルダを同じもの(ファイルを)にします。作業ファイルを一時的にバックアップする場合は便利です。例えばNAS上のフォルダとPC上のフォルダを同期しておけば、NASにデータを上げることなく同期されます。(NASに接続する場合はID、パスワードの設定が必要です)

 ただし、同期もとのフォルダで同名のファイル名で中身が違うもの、同期するフォルダから削除、移動した場合は、同期先のフォルダも同じものになるので、作成履歴を残したいのであれば、「バックアップ」の方で処理したほうがいいです。

オプション

 同期時のオプションを設定します。

比較

 同名ファイルを比較する場合の比較する場合の条件を設定します。

 「ファイル時間」「ファイルサイズ」「ファイル内容」で同期します。すべての条件が同じ場合は同一のファイルと扱われます。「ファイル内容」をチェックすると同期に時間がかかります。(デフォルトではOFF)ソース元でファイルの変更した場合「ファイル時間」をOFFのままだと先祖返りしてしまうので注意が必要。ファイル時間をONにしておくことで新しいファイルが同期されます。

フィルター

 フィルターはフォルダ上に存在す隠しファイルの同期をON、OFFします。

 

復元

 「バックアップ」で保存したバックアップファイルを復元します。

 「復元」を押下することによって、バックアップしたものを復元することができます。バックアップのバージョン(複数回バックアップした場合は、何回目かのバージョンを選択。)の選択。復元場所(ドライブ・フォルダ)を選択します。バックアップのバージョンはバックアップ→スキームで選択されている回数分表示されます。(デフォルトは3つ。この場合はバックアップ3回目までの状態が保存されます)

 

管理

 一度バックアップしたもの(設定したもの)がリスト化されているので、それぞれ設定できます。また「実行中のすべてのバックアップが終了したら、コンピュータをシャットダウンします。」をチェックすれば、バックアップや処理が終了し次第PCをシャットダウンさせます。複数のファイルで時間がかかる場合でも寝る前や、出かける前に設定しておけば便利です。

 ▼押下で「完全」「増分」「差分」が選べます。「完全」は設定された部分全体をバックアップします。「増分」は増えた部分のみバックアップ。「差分」は変更のあった部分をバックアップします。通常は最初の一回目のみ「完全」バックアップをして、2回目以降は、「増分」「差分」のみをバックアップしたほうが処理時間は短くなります。

 

ログ

 処理した内容が記録されます。ログがあることで処理中に席を外したり、シャットダウンする設定に指定している場合でも記録は残るので、何らかの問題でバックアップが処理されなかった場合などの問題解決のヒントになります。

 

ツール

 ブータブルメディア(DVDやUSBメモリなど)で起動できるメディアの作成・設定、バックアップイメージのマウント、ドライブのクローン作成ができます。「PXE」「リモート」「コマンドラインインターフェイス」は有料版の機能のため、無料版では使うことができません。

メディアビルダー

WindowsPEをつかったブートメディアを作成します。DVDやUSBメモリが必要です。(DVDはDVDドライブが必要)

ブートメニュー追加

ブートメニューはメディアを使わずにリカバリ環境用のWindowsPEを立ち上げる事ができます。

マウント・マウント解除

バックアップで作成されたバックアップファイルを一時的にマウントして、中身を見られるようにします。ファイルは自由に取り出せるので、バックアップの全体の復元をしなくても、ファイル単体での復元ができるので便利です。マウント解除はマウントしたバックファイルのマウントを解除します。

ディスククローン

ディスクをパーテーションごと複製を作ります。システムディスクの交換時などに便利です。クローン側のディスクのサイズが大きい場合は、パーテイションのサイズを変更する必要があります。(専用の別のアプリケーションを使えば便利です)逆にクローン先のドライブが小さい場合はクローン元の容量を減らす必要があります。

 

システムの入れ替えにはパーテーション管理ソフトと一緒に使う

 システムの入れ替えに容量の違うSSD・HDDを使う場合は、「MiniTool ShadowMaker Free3.6」ではパーティションの変更ができないので、別途パーティションを変更するソフトウェアを使えば便利です。パーティションを変更するソフトは別の記事でも紹介しているので、そちらもどうぞ。

 

まとめ

 シンプルに簡単に使えるバックアップソフトです。SSDやHDDの入れ替え時なんかに使えば便利ですね。特に日常バックアップしない感じの人にとっては、入れ替え時にしか使わない人も多いかと思います。わたしの場合はアプリケーションを評価するためにインストールしたあとに、インストール前の状態に戻したいときや、PCを外部の人が使用したりした場合に(主に会社なんかで)使用前の状態に戻すなどの処理に使ったりしています。

 まぁそのまま使っても問題ない場合がおおいでんすけど、あとあとトラブルが起きたときの原因を特定するのが楽になりますね。

 もちろん日頃の作成したファイルのバックアップやカンパケデータの保存にも使っています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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