低価格でありながら、高音質な卓上スピーカー『CREATIVE PEBBLE』。比較的安価でUSBケーブル一本で接続できる『JBL Pebbles』。違いはオーディオケーブル接続、USBケーブル接続の違いです。(値段も少し違いますが)
オーディオケーブルでの接続とUSB接続の使い勝手や違いなどをを記事にしてみました。
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『安く』、『音の良い』スピーカー
PC用のスピーカーとして『Bose SoundLink Mini』小さい割に音がいいので、本来の使い方?であるBluetoothで接続するのではなく、AUX端子にミキサーを挟む形で複数のPCやMacの音声を出力する形で使用してきましたが、完全にバッテリーが死んでしまい電源を接続しても音が出力できなくなってしまったので、今は仮のスピーカーとして『CREATIVE PEBBLE 』を購入して使用。値段は2,000円前半でありながら高音質で使いやすく、最近は「なんかこれでいいや…」状態になっています。
USB接続の使い勝手
『CREATIVE PEBBLE 』がAmazonから届く間に、使っていた『JBL Pebbles』はUSB接続でPCに直接つないで使っていました。高音質でケーブル1本で設定なしで接続できるのもいいのですが、ミキサーに接続することはできずUSBで接続したPC単体の音声しかだせません。
『JBL Pebbles』のAUX出力をつけばミキサーからのオーディオ端子を接続は可能なのですが、USB接続元のPCの電源が落ちると出力自体できなくなります。
メーカーと価格帯について
『CREATIVE PEBBLE 』はCREATIVEはPCのサウンド関係の周辺機器で有名なメーカー。値段は2,000円前半(2024年8月現在)です。実際+1,000円〜それ以下のスピーカもあるのですが、今回は有名メーカーで安価、他の機能は不要ということで『CREATIVE PEBBLE 』を購入。
一方のUSB接続のできる『JBL Pebbles』は5年以上前に購入したもので、USB端子一本でPCに接続できるスピーカーです。JBLもスピーカーやヘッドホンなどの老舗のオーディオメーカーです。
CREATIVEはPC関係寄りのオーディオメーカーのイメージですが、JBLはオーディオ関係全般の製品を出しているイメージのメーカーです。
どちらのスピーカも発売されてから、数年同じデザイン、価格帯(定価は少しずつ高くなってきています)で売られているロングセラーの製品です。(もしかしたら中身はアップグレードしているかもしれませんが…)
設置・操作
CREATIVE PEBBLE
『CREATIVE PEBBLE 』の付属品はマニュアルと本体のみです。マニュアルは他国言語に対応したもの。ケーブルは本体に固定しているタイプで、箱から取り出したらピンプラグとUSBをPCや充電器などに設置するだけ。
オーディオケーブル(ピンプラグ)は、PC等の出力端子に差し込みます。USBは電源用なので、おなじPCのUSB端子や充電器のUSB端子に差し込み使用します。USBはあくまで電源を取るだけために接続するので、ピンプラグ単体の接続だけでは動作しません。USBだけPC等につないでも音は出力されません。USBはコンセントと同じ電源を取る目的になっています。
スピーカー本体のLEDが点滅しているときは、何らかの問題(低電圧、給電に対応していない端子など)で動作できないので、その場合は電源を取っているPCや充電器などのUSB端子を変えます。私の場合、USB端子のついている電源タップに接続しています。
音量はスピーカーのツマミで行います。左に回し切ると電源がOFFになります。AUX端子などの出力端子はないので、他のオーディオ機器に接続したい場合はケーブルを差し替える必要があります。形状はボール型でソフトボールぐらいの大きさ。
JBL Pebbles
『JBL Pebbles』は5〜6年前に購入したもので、付属品は覚えていませんが他にマニュアル程度だと思います。PCとはUSB一本で接続することで、WindowsやMacで自動的にスピーカーとして認識します。音量は右スピーカーの側面を回転させることで行います。音量はPC側と同期しているので、PC上の音量をスピーカー側でコントロールできます。電源を別に取る必要がないので、USBケーブル一本で接続するだけです。
USB端子はtype-Aなので、PC側(主にノートPC)type-Cしかない場合は変換が必要です。
左側スピーカーは、右スピーカーにオーディオケーブルで接続されていて抜き差しが可能なので狭い場所などでも設置が容易です。AUX入力端子がついているので、他のPCやスマホなどのオーディオ出力端子からケーブルを接続することで、USB端子接続のPC以外からの出力も可能。(ただし、USBはPCに接続している必要がありスピーカー単体では動作不可)
電源はUSB接続のPCの電源が落ちると一緒に電源が一緒に落ちます。大きさは直径15cmぐらいの円筒形で縦でも横でも使用可能です。
すこし気になるところでは、音量設定が低い割には音が大きい気がします。元々そういうものなのか、不都合なのかはわかりませんが。
音質
CREATIVE PEBBLE
気になる音質ですが、高音・低音もちゃんとバランスよく出る感じです。音量高めにしてもうるさく感じることはないのでゲームや動画・音楽などにも問題はないと思います。人によって好き嫌いのない標準的な音です。
スピーカー自体に音量の上げ下げしか出来ないため、好みの音質に調整したい場合は出力先から調整する必要があります。
JBL Pebbles
こちらも『CREATIVE PEBBLE 』同様に、高音・低音がちゃんと出ていて人によって好き嫌いのない、動画・音楽・ゲームを楽しむのには問題ないと思います。USB DACが内蔵されているため音質は『CREATIVE PEBBLE 』よりいい感じです。
デザイン・使い勝手
CREATIVE PEBBLE
ボディーは丸くプラスチック製で軽いのですが、背面部分にはすべり止めがついているので、ぶつかったりして転がっていくことはなく安定しています。また本体がつや消しブラック(ホワイト)でスピーカーの周りが艶ありになっていて、見た目に安っぽさはないです。机の上で使う前提でつくられているので、スピーカーは斜め上を向いています。背面には低音用のパッシブラジエータがついています。
ケーブルの長さは十分ありますが、スピーカからの脱着は出来ないので、設置場所によっては、配線にてこずるかもしれません。電源用のUSBとピンプラグはコードが別々になっているので、音源と電源別のところから取る場合には問題はありません。音源と電源を同じPCから取る場合は2本のケーブルが邪魔な感じなので、あらかじめケーブルをケーブルタイなどで、まとめて置いたほうがいいかもしれません。色はブラックとホワイトの2色。わたしはブラックを買いましたが、(写真にも写っていますが)艶の部分はすこし埃が目立ちます。
JBL Pebbles
ボディーカラーは白と黒の2色が選択できケーブルと本体側面のオレンジがポイントになっています。下側と背面部分はプラスティック製でつや消しの黒で、見た目上も高級感があります。網部分は金属製パーツのため重みがあります。縦置きの場合は高さがあるので、モニターの下に置くには若干大きいかもしれませんが、横置きでも問題はなし。背面の穴(バスレフポート)があり低音の音も補強されています。
音量は右スピーカーの側面を回転差せることで行います。動きがスムーズなので、細かい音量の調節も簡単にできます。
わたしはこのスピーカーを5〜6年前に購入しています。(常時ではないが)全く故障も不都合も全くないです。ただ前面と側面の網部分は金属製なので、物やスピーカー自体を落としたりすると、へこみや傷がつきやすいですね。あと縦置きの場合は何かの拍子に倒れやすい感じがします。
オーディオケーブル接続とUSB接続
『CREATIVE PEBBLE』と『JBL Pebbles』はオーディオケーブルで接続、USBケーブルで接続するかの違いです。
オーディオケーブル接続
オーディオケーブルはPC以外でも、オーディオ機器やテレビ、イヤホンジャックの接続できるスマホなどに接続可能。オーディオケーブル 接続の場合W数(出力できる音量の大きさ)で電源が必要になります。その場合はアダプタ(コンセントを使用するタイプ)またはUSBから電源を取り必要があります。『 CREATIVE PEBBLE』はUSBから電源を取るため、PCやUSB充電器などに接続して電源を取る必要があります。
通販の場合、オーディオケーブル付のスピーカーでUSBは電源用と表記ない場合がある(もしくはUSBのみで入力可能みたいな表記)、場合は要確認です。
音量は基本出力元とスピーカー側で別々に変更します(PCとスピーカー側で音量は同期していない)
USB接続
USB接続のスピーカーはPCに接続することによって、オーディオ信号と電源を一緒に取ることができるため、ケーブル一本で接続することが出来ます。また音量はPC側でもスピーカー側でも同期して調整が可能です。
USB接続のスピーカーは基本PCに1対1で接続します。スピーカーにUSB端子を使用するので、USB端子の少ないノートパソコンは端子の確保が大変だったりします。
『JBL Pebbles』は『AUX IN』の端子があるので、PCなどにUSBで接続していてもオーディオケーブルで他の機器と接続して音声を切り替えて出力できます。ただし『AUX IN』に接続した機器と単体で音声を出すことは出来ず、USBで接続したPCの電源が入っている状態でなければ使用できません。(必ずPCがスピーカーを認識出来ている状態でないと出力が出来ないようです)
Bluetooth接続
Bluetooth接続は、Bluetoothの機能があるPCやスマホなどと無線で接続します。先にスマホやPC、オーディオ機器、タブレットなどと紐付けすることによって、自動的に接続できます。送信側と一緒に外へ持ち運んだり、家のなかでスピーカーだけ持ち運んで音楽を聴いたりするのに重宝します。
音は環境やスピーカーの性能で遅延する場合があるので、ゲームや映画、動画などは映像と音声があわなかったりすることがあります。
持ち運べるタイプのものは、バッテリーが内蔵されているので、使用後は充電(もしくは充電しながら)使用する必要があります。価格は若干高めです。
まとめ
オーディオ接続とUSB接続のスピーカーについて記事にしました。今回取り上げた、オーディオ接続の『CREATIVE PEBBLE』3000円前半とUSB接続の『JBL Pebbles』約6000円(2024年9月現在)ですが価格は結構違います。『CREATIVE PEBBLE』はV2やウーハ付Proなどいろんなバージョンがありますが、今回私が購入したものは一番安いタイプのものです。『JBL Pebbles』は5〜6年前ぐらいに購入したしたもので、当時5000円前後ぐらいだった記憶しています。
『CREATIVE PEBBLE』、『JBL Pebbles』はどちらも数年前に発売されて、現在も量販店や通販サイトで購入することが出来ます。ただし『JBL Pebbles』は生産終了していて現在は在庫のみのようです。どちらのスピーカーも低価格でありながら、音質を含めた全体の品質がとても高いスピーカーです。カラーバリエーションはどちらの製品も黒、白があります。
オーディオケーブルで接続するタイプは、PC以外のスマホやオーディオ機器などオーディオ端子の出力があれば、電源を確保するだけで接続することが出来ます。『CREATIVE PEBBLE』は電源をUSB端子から取るので、PCや充電器などのtype-Aから取ることが出来ます。
USB接続の場合は、USB端子一本をPCに接続するだけでOKなので手軽です。AUX入力がある場合は、他のオーディオ機器からでも接続が可能ですが、USBケーブルはPCに接続されている必要があります。(USBは電源供給もかねているので、接続されたPCの電源がOFFの場合は使えません)
USB接続はPCと1対1で接続されているので、ミキサーやアンプを挟んで複数のオーディオ機器、PCのサウンドをスピーカー単体で出すことは出来ません(出来る方法はあると思いますが、オーディオケーブルでの取り回しの方が、簡単でコストもかからないと思います)
ちなみに『CREATIVE PEBBLE』は5種類のバリエーションがあり、無印(2000円前半)、V2(無印の高出力版、3000円前半)、V3(アナログ、USB、Bluetooth接続、5500円前後)、Plus(V3+サブウーファー、5000円前後)、PRO(V3の機能+オーディオ・マイク端子、RDBライティング、9000円前後)価格は2024年9月現在です。
機能によっては結構値段が変わってきます。USB、Bluetooth接続が出来る『 V3』は『JBL Pebbles』と同じ価格帯になっています。
私の場合は、ゲームに使うPC周りではオーディオケーブルので接続する環境になっています。これにはちょっと理由があって、USBケーブルで音声出力をすると、ゲーム内の処理(重さ)によって音声出力が切れることが度々あったからです。音声が一旦落ちるとゲームやPCの再起動が必要になります。(USB接続のヘッドセットでも同様)。PC上の環境の問題、ゲームのバグなのかは不明です。なので今回は、ゲームをするPCで使うスピーカーとして『CREATIVE PEBBLE』を購入しました。
今回は音質の高く、コストパフォーマンス高いの2種のスピーカーの接続方式の違いを記事にしました。「ノートPCの内蔵スピーカーの音を改善したい」、「とりあえず安くていい音で音楽を再生したい」、使用目的、環境に合わせて参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。