Windowsの作業環境・使用目的にあったバックアップ仕方をしたい場合や差分・ミラーなど組み合わせたい場合に便利なソフト「AOMEI Backupper」の使用方法・レビューを記事にしてみました。Windows自体にはシステムにバックアップ機能はついているのですが、ちょっと独特すぎて設定が難しかったり、バックアップ先を圧迫してしまったりしてちょっと使いにくかったります。今回はバックアップ作業を「便利に」「安全に」「簡単に」できる「AOMEI Backupper」を使って記事にしてみたいと思います。
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本ブログはAOMEI社のソフトウェアの提供を受けて投稿しています。
バックアップのすることの意味・理由
長いことPCを使っていると「バックアップしてて良かった」「バックアップしておけば良かった」的なことは、経験があるはず。バックアップは「どういう状況に備えるか」「何をバックアップするか」など状況によって、どのような種類のバックアップをするかを、整理する必要があります。
また復旧までにかかる「時間」や「手間」も考える必要がありますね。ここ数年フリーランスの方以外でも、自宅でテレワークの形で作業をする人も増えたと思います。なにかトラブルがあっても、PCに詳しい同僚やSEさん、解決出来そうな人を呼ぶわけにもいかなかったりするので、自力でトラブルに対応するしかありません。仕事上で使っているのであれば、なおさらできるだけ短時間で復旧する必要があります。
Windows自体にも、バックアップ出来る機能はあるのですが、誰でも「使いやすい」、「短い時間で復旧できる」感じにはなっていないですね。(機能的に出来ない訳ではないですが、いろいろ調べる必要あり)理解しやすい形で、パッケージになっている「バックアップソフト」を使うのが一番手っ取り早いです。
「AOMEI Backupper」の特徴
AOMEI社といえば、システム入れ替え時や、新しく自作PCを組むときなどバックアップやパーティション管理ソフト等で無料版とかでお世話になっていた(なっている)方もいるかも。わたしはWindows7あたりから無料版を使っていた気がします。
今回は定期的なバックアップを、煩わしい操作をすることなく復旧は迅速に。ていうことで有料版のほうで進めていきたいと思います。
左側から「目的」を選んで、右側に表示された個別の処理を選ぶだけです。処理名の下または「?」のマークに簡単な説明が表示されるので、迷うことはないと思います。(複数の似たような処理名でも違いがわかりやすくなっています)
機能は主に「バックアップ」「同期」「復元」「クローン」など機能があり、それぞれ、「システム」、「ドライブ」、「パーティション」「フォルダ」のようにバックアップする範囲を設定出来ます。またそれぞれ「オプション」や「スケジュール」など、見た目、操作はかなりシンプルですが、処理によって様々な細かい設定が出来ます。(それぞれの機能は下記で説明します)
「AOMEI Backupper」Pro(有料版)で進めますが、使う環境・機能など、自分の必要な機能があるのであればでStandard(無料版)や他のバックアップソフトでも問題無いと思います。
公式、ダウンロードはは下記から
「AOMEI Backupper」Pro・Standard版の違いについては下記のリンクからご確認ください。
https://www.ubackup.com/jp/free-backup-software.html
各有料版の定価については、キャンペーンなどにより変わる可能性があるので、公式で確認してください。
各機能・説明
ホーム
進行中(後)のバックアップや同期などのタスクを表示されています。処理内容(処理時に設定したオプションの内容もここで設定出来ます)初めて使う場合は空欄になっています。
バックアップ
下記4つの種類を目的に応じてバックアップします。バックアップ元のファイルやディスクのサイズによって処理時間がかかります。最初にすべてバックアップし差分のみバックアップで、その後の増減部分のバックアップは、処理時間は短くなります。
システムバックアップ (クリックで公式の外部リンクを開きます。詳細についてはこちらでどうぞ)
PC上のシステムをバックアップします。「C:」とシステムに必要な回復パーティション・EFIシステムパーテーション(エクスプローラ上は表示されていません。「ディスク管理」確認できます)を一緒にバックアップします。このバックアップから復元したシステムは起動できるものになります。
ディスクバックアップ
SSDやHDDごとのバックアップをします。
パーティションバックアップ
パーティションごとのバックアップをします。
ファイルバックアップ
ファイルやフォルダごとのバックアップします。
※「バックアップスキーム」はスケジュールで表示されるものと同じです。
(バックアップのタスク名変更は「タスク名:」のペンマークをクリックします
同期
ソースフォルダで追加、変更されたファイルを、ターゲットフォルダも同様に、コピーしてで同期させます。(もしくは逆もあり)4種類ありますが、結構便利な機能ですが使い方によっては、ファイルが先祖帰りをおこしたりして事故るので処理に応じて同期方法を選択します。基本は「ソースディレクトリ(フォルダ)」→「ターゲットディレクトリ(フォルダ)」で同期します。両方のディレクトリで更新する場合は、「双方向同期」を選びます。
ベーシック同期
ソースディレクトリ→ターゲットディレクトリに同期まします。(ターゲットディレクトリにファイルを追加してもソースディレクトリにはファイルが同期されない)
リアルタイム同期
ファイルをソースディレクトリに追加した瞬間に、ソースディレクトリ→ターゲットディレクトリに同期まします。(ターゲットディレクトリにファイルを追加してもソースディレクトリにはファイルが同期されない)
ミラー同期
ソースディレクトリ→ターゲットディレクトリ は同一のファイルにします。 (ターゲットディレクトリにファイルを追加してもソースディレクトリにはファイルが同期されない)
双方向同期
「ソースディレクトリ」と「ターゲットディレクトリ」どちらにファイルを追加・修正しても両方に同期されます。
復元
バックアップで作ったイメージファイルを復元します。 イメージファイル をドラッグ&ドロップするか、イメージファイルのあるファイルを指定して復元します。
クローン
クローンはディスクやパーティションを、イメージファイルを介さない形で、コピー元のドライブに同じものをつくります。主にディスクにクローン後に交換する場合に使います。
システムクローン
システムをクローンします。クローン後はSSD・HDDを交換すれば、そのままOSを立ち上げることができます。
ディスククローン
選択のディスクをクローンを作ります。ディスク内のパーティションの構成もクローン出来ます。
パーティションのクローン
パーティションのクローンを作ります。
ツール
バックアップに必要なツールをまとめています。
ブータブルメディア
Windowsが正常に出来なくなった場合に使うブータブルUSBを作ります。ブータブルUSBは「WindowsPE版」と「Linux」の2種作ることが出来ます。起動はBIOS上でブータブルUSBを起動ディスクとして選択して起動します。
イメージをマウント
バックアップしたイメージファイルを仮想ドライブとしてマウントします。バックアップした中から、ファイルを取り出したい場合に使います。
回復環境
「回復環境」を有効にすることによって、OSブート時に「Windows」か「Enter into AOMEI Bacupper」を選択できるようになります。
ディスク消去
ディスクやパーテーションを、データを復旧できない状態で消去します。
メール通知設定
オプション上での設定を参照
共有/NASデバイス管理
ネットワーク上の他のPCの共有フォルダや、NASにバックアップファイルを保存できるようになります。
ログ
作業内容をログ表示します。
イメージをチェック
イメージファイルの整合性をチェックします。
配置をエクスポート/インポート
「AOMEI Backupper」 設定したタスクや登録してあるイメージの設定をインポートまたはエクスポートします。設定のバックアップや別のPC上に 「AOMEI Backupper」 をインストールした場合に設定を読み書き出来るようにします。
※同社の関連の外部ソフトもここから立ち上げられますが、ここでは触れません。
目的別にバックアップの仕方を変える
バックアップは目的・予想できるトラブルに備えて行うようにします。わたしの場合は過去の経験上下記のようにバックアップしています。PC上での仕事の内容、過去の経験によってバックアップの仕方は変わってくると思うので、どういう管理の仕方が良いのか計画を立てた方がいいですね。
・クリーンインストールして、基本的なソフトをインストールした直後のシステム(最初だけバックアップ)
Windowsをクリーンインストールして、基本的なソフトウェアのインストール、設定のすんだ状態のシステムのバックアップです。このあとソフトを、インストールしたり使っているうちに重いと感じたりした場合に入れ替えするためのバックアップです。こちらは常時バックアップする必要は無いので外付けHDDで保存して必要なときだけ取り付けます。
・アップデート等のソフトウェアのトラブルやSSD・HDDの故障などに備える(定期)
トラブル前の状態まで戻す処理です。システムと作業ファイルで、別々に2つバックアップを取ります。「復元」する場合に元に戻す時間が短い方がいいので、システムとファイル部分は別にバックアップを取ります。
・ファイルの消去・上書きなどの、作業中・進行中ファイルのバックアップ(定期)
作業中のファイルを誤って消去や上書きしてしまった場合や、ちょっと前の状態で作業し直したい場合などにバックアップから復帰します。
スケジュールを活用
バックアップはスケジュールを設定して、自動で定期的に行うのが便利です。システムのバックアップは頻繁に行う必要はありませんが、作業フォルダなど作成データを作る場所のバックアップは頻繁に行った方がいいですね。スケジュールに関しては、PCを使わない時間の設定しておけば作業に影響なくバックアップができます。
下記はわたしが設定している設定です。参考にどうぞ。
データ種類 | バックアップ 間隔 | バックアップ 時間 | バックアップ 場所 | バックアップ後の 処理 |
システムバックアップ | 1ヶ月 | 0:00 | 内蔵SSD | スリープ |
作業ファイル・フォルダ | 毎日 | 0:00 | 内蔵HDD | スリープ |
完了保存データ | 毎日 | 0:00 | NAS | スリープ |
OSやシステムにかかるソフトの バージョンアップや 初期状態の保存など | その都度 | 手動 | 外付けHDD |
まとめ
今回はPC周りのバックアップに便利な 「AOMEI Backupper」 使い方と管理について記事にしました。Windowsのシステム自体にバックアップの機能はあるのですが、わたしはXPの時代から専用の(色々なメーカの)バックアップソフトを使っています。個人的には簡単で理解しやすい設定で、確実に復旧できるようにするのであれば、バックアップに特化した専用ソフトを使うのがおすすめ。
不意のトラブルに備える点では保険みたいなものですが、バックアップを取らずにトラブルになった場合に、復帰に時間をかけるよりは、バックアップから入れ直した方が早かったりします。
また、何年か使い続けた場合、アンインストールしたソフトの残がの残骸や、使っていないソフトなど不要なものがそのまま残っていたりするので、定期的にクリーンインストール後の必要なものだけインストールされている状態に戻すのもオススメの使い方です。
定期的に行う増分バックアップは自動で行うようにすれば、バックアップし忘れは防げます。ただバックアップを続けているといずれドライブが満杯になってしまうので、ある程度したら古いバックアップを消去またはまとめる処理を実行するようにするようにしましょう。
バックアップ以外では、新しく購入したSSDやHDDに、クローンをつかってOSを移す場合も便利に使えます。写し先のドライブの容量が違う場合は、同時にパーティション操作のできるソフトも一緒に使うと便利ですね。
「2022年世界バックアップキャンペーン」ページ
https://www.aomeitech.com/partners/jp/biggest-christmas-carnival-giveaway-1111.html
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バックアップ・リストア系ソフトのキャンペーンをやっているようです。WindowsやiPhone、クラウドのバックアップやiOS上の削除してしまったデータの復旧などが入手できます。この機会に、導入してみてはいかがでしょうか?詳細は上記キャンペーンページでご確認ください 。
最後までご覧いただきありがとうございました。